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青森 津軽半島の旅 今別 本覚寺と太宰治が小説津軽の中で立ち寄った家 [北海道・東北]

太宰治が小説津軽で訪れた本覚寺




もう30数年も昔になってしまった学生時代
受験生だった私は少しの文学作品を読みかじりました
その中で太宰治の人間失格や走れメロスなんかも読みましたが
なんか文体が暗いというか、馴染めませんでした

今回、津軽を旅した後で小説津軽を読んでみたのですが
年齢を重ねたせいか、旅した場所が書かれているからか
太宰の文章がするすると頭に心に入ってくる感じがしました

北国らしい木造建築のお寺



今別町にある本覚寺へ太宰は1944年に「友人N君」と訪れます
物語では本堂に上がってほろ酔いのN君が住職の妻に質問を続けるので
かなりの時間説明を受ける羽目になったという場所です


私はこの旅の後に津軽を読んだので
訪ねたきっかけは、なんかいい雰囲気の寺があるな くらいの軽い気持ちだったのですが
津軽を読んでみて、このお寺でそんなやり取りが75年も昔に繰り広げられていたのかと思うと
もう一度訪ねてみたくなるようなお寺でした


こちらはお住いの建物でしょうか
赤い屋根、白い壁、木の扉や窓などがとても新鮮に感じました


狛犬が鎮座しています







太宰治が小説津軽で訪れたMさん宅の借家


小説津軽でN君と訪れた家と看板がありました
太宰治が訪れた松尾薬局がここで、そして配給の酒を飲んだ場所だそうです


75年前に新築だった家がまだこうして残っているのが凄いですよね
聖地巡りならぬ、時間を越えて太宰と同じ場所にいる不思議な気分を味わいました


この看板を見るまでは太宰治の津軽なんて全く思い出しもしなかったのに
たまたまこの看板に目が留まって帰京後に小説を読むきっかけとなったんですよ

不思議な縁ですよね

こんな私の津軽の旅でした。



青森県観光情報サイト 本覚寺
https://www.aptinet.jp/Detail_display_00000398.html

河北新報 太宰治と本覚寺にまつわる記事
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202006/20200624_25033.html


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