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上野の不忍池で蓮の花を見てきた(遠くへ行けないから近所を散策) [東京都(下町以外)]



2020年、ようやく梅雨が明けました。関東地方は8月1日です
朝目が覚めたら窓の外は昨日までとは全く違う空が広がっていました

でも、今回アップしたのは梅雨真っただ中の7月中旬
上野は池の端、不忍池に咲く蓮の写真です

曇りの蒸し暑い日でしたが時折雲間から射す太陽の光に
蓮の若い緑の葉の透過光やピンクの美しい花がとても印象的でした





















不忍池の周りを2周しました
1周目は望遠ズームを付けて、2周目は50ミリの単焦点レンズを付けて
途中でレンズ交換をしなかったので作画に集中することが出来ました

不忍池の周囲には弁天堂があり、鳥塚、ふぐ塚、包丁塚などがあったり
さらには駅伝発祥の地の記念碑があったりして
今更その歴史が知りたくなったのでこんな本を読みました

不忍池ものがたり――江戸から東京へ

不忍池ものがたり――江戸から東京へ

  • 作者: 鈴木 健一
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2018/10/25
  • メディア: 単行本


江戸時代から明治、大正、そして昭和の不忍池を取り巻く話が書かれてありました
弁天堂が出来たいきさつ、当時の庶民と不忍池の関わり
茶屋があって、蓮の咲く時の音が風流で、江戸から明治の間はかなり賑わいがあったようです
不忍池から寛永寺一帯は万国博覧会の会場にもなっていたんですね。大正3年(1914年)

大学の先生がお書きになった本で、学生時代に講義を取った先生の本を読んでいるようでした
とてもよくお調べになっているんですが、通り過ぎてゆくように読み終わってしまいました

赤ひげ診療譚 (新潮文庫)

赤ひげ診療譚 (新潮文庫)

  • 作者: 周五郎, 山本
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/01/27
  • メディア: 文庫


その後に山本周五郎の赤ひげ診療譚を読みました
江戸時代の小石川や池の端が物語に出てきます。思わず引き込まれて一気に読んでしまいました
フィクションではありますがその時代がとてもイメージできました

100年前以前の不忍池のあたりは浅草みたいなところだったんですね

自分が歩いて写真を撮った場所の昔の出来事、歴史に興味が出てきた今日この頃です




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